第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

想い出は重いで

引越しで先延ばしになっていた衣類の整理と、
父の部屋の模様替えを手伝ってきました。
部屋中が服だらけ。

基本、私の家族は私を除いて服が多い。

「私だけが異常に少ない」と云うべきなのかは分かりませんが、
着道楽(きどうらく)な人は、靴も多いような印象があります。
私の靴はサンダル一組と運動靴が2組だけ(ベランダや浴室を除く)。

「僕は服のセンスがないから、要るか要らないかだけ云って」
「これ似合う?」
「似合うと思ったから買ったんでしょうに」
「……それもそうね」

これに構っていると片付かない。

似合うと思って買い、それを含めて個人のセンスなのでしょうから、
似合うかどうかを聞かれると、正直なところ返答に困るのです。
私の服装センスは、色彩感覚くらいしか機能しないらしい。

私が「服装で悩みたくない」と思う理由は、絵に起因するようです。
色合いで悩むことが多いと、それ以外では煩わしく感じるのでしょうか。
同系色でまとまっている内は構いませんが、そうでないと疲れるのです。
部屋の中で色彩豊かな空間は、CDラックと本棚だけになりました。

ある程度がまとまったところで、模様替えを始めます。
母なりのプランを聞いた後、私の意見も挟んでみました。

「その本棚は視界の端にまとめたほうがいいかな」
「こっちに移動させるの?」
「ベッドを角にベタンと寄せてさ、寝た時の頭まわりをスッキリさせるの」
「ははぁ、あんたの案のほうが広く感じるわ」

一部屋で独り暮らしをしていると、いわゆる「ほかの部屋」がありません。
ほかの部屋に依存できる家具や小物を、すべて一部屋で抱えねばならず、
自然と物が多くなるので、家具の寄せ方にも工夫が必要になります。

人間の居住空間は、与えられた敷地に対して限定的に設定されますから、
部屋が空っぽの時に動ける範囲と、生活に必要とされる範囲では異なります。
家具の置き場所を含め、実はそんなに広くなくても構わないのです。

しかしそこで仕事をするとなると……もう逃げ場がない。
自宅で仕事をする人が「仕事専用の部屋がほしい」と云うのも頷けます。
父が自室で仕事をしなくて済んでいるのは幸いでした。

家具と衣類が行ったり来たり。
懐かしいものも出て来る。

「これ、母さんが初めて着たマタニティー」
「へえぇ」
「あの頃は、お金がなくってねぇ、今もないけど」
「HAPPY MAMAって刺繍があるよ」
「あらほんとだ」

遠い記憶に見たのか、それとも写真で見たのか。
ライトグリーンのノースリーブは、時代を感じさせる風合いでした。
父の部屋もいい感じにまとまったようです。

家族が長いこと暮らす内に「狭い」と感じるのは、
物質の多さに比例して、思い出も多くなるからかも知れませんね。
  1. 2010/08/03(火) 21:01:31|
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