明け方にコーヒーを飲んだので眠っても1時間ほどで目覚めてしまい、
仕方ないので母の用事を済ませようと実家へ行きました。
「じゃあ、あれとこれを買いに行くだけね」
「ついでにリサイクルショップ行こう、まだあの木槌があるかも」
「もう無いでしょ~」
木槌(きづち)とは、畑で杭(くい)を打つ時に使う木製のハンマーです。
金属製のハンマーでは杭の頭が砕けてしまうので、木製が適しています。
これまでは適当なものがなく鍬(くわ)やスコップで代用していましたが、
畑の土も締まってくると、姑息な道具では杭が深く刺さりません。
やはりガツンと一撃を下す必要があるのです。
目当ての木槌は近所のリサイクルショップで見たことがありました。
しかしいつも取り扱っているわけではないし、先月に一本だけ見たきりです。
「まぁ、もう売れてるとは思うけど」
「その前にあっちを頼ってみない?」
「あっち……は、あるかなぁ」
"あっち"とは過去の日記(04/12)にもある個人経営の小さな便利屋さん。
このお店は、何かと私たちが必要とする「有ったらいいな」を扱っています。
コンテナハウスに様々な工具を持ち込んでいて、車の整備までやっちゃう。
「こんにちはー」
「はい、いらっしゃい」
「担いで持つような、杭が打てる大きい木槌ってないですか」
「えーっとねぇ……こんなの?」
「(なぜ有るー!?)」
本当は店主が使い古した私物でしたが、売ってもらえました。
「これはお幾ら?」
「一束で500円かな、農家が廃業する時に引き取ったやつだけど……」
「わぁ、じゃあ頂きます」
ついでに母が園芸用の長くて丈夫な支柱を12本。
ホームセンターで買うと5本で600円ですから、半額以下です。
木槌に並び、どちらも使用に堪える状態だったので助かりました。
「何なんだろう」
「『渡りに舟』が多いのよね、あのお店は」
柄にテーピングし、暑さで糊が染み出さないように土をまぶします。
倒れ掛かっていた支柱を打ち直すと、片手でも使えて良い感じ。
いい買い物をしました。
■私信
>>新田さん
お知らせありがとうございます。
Youtubeで名前を検索して最初に挙がったものを観ました。
たまげた……「えぇぇ?!」と思いながら、
同じ技法でモンスターを構築できたらなんて妄想もしました。
- 2012/08/08(水) 21:08:58|
- 日常
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