第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

漢字の感じ

昨夜、母が作業に使う落款(らっかん)を作りました。

落款印は、その多くが何らかの制作物への記名を用途としています。
正式な契約等を目的としないため、使用者が自作することもあり、
掛け軸や色紙の書画などに押されることが多いです。

印材の石が幾つかあって母は自分で作成するつもりでしたが、
なかなか上手く行かないため「あんたは器用だから」と頼んできました。
 
中学時代、何かの授業で判子を彫ったことがあります。
これも落款のようなもので、生徒は思い思いに字体や書体を選びます。
普通に篆書体(てんしょたい)などを使ったり、象形文字にしたり。

お堅い感じにする生徒も居れば、遊び心のあるものを彫る生徒も居て、
私は前者でしたが、判子を彫る時に注意するのは左右を反転させること。
いつも通りに書くつもりで下書きすると左右が逆になります。

字が左右対称である人は何も考えずに済むこともありますが、
級友には完成するまで気付かず大失敗した者も居ました。

母の名の一部は左右対称ではないため、これも反転して下書きするわけですが、
用いる字体や書体は数あれど、象形文字まで行くと現代の漢字とは異なっています。
気に入ったものが奇妙な形をしていて、なんと左右が逆に見えるのです。

つまり例を挙げると───

ヨ (現在)
E (象形文字)

───こんな感じに。

「これ間違いじゃないの?」
「合ってるみたいよ」

漢字には他の漢字の部首になるものがあります。
すなわち「土」のように一字のみで用いられるものもあれば、
「圭」や「地」のように「土」の字が共通する漢字もあるわけです。

そうした一字が部首になりうる場合、ほかの漢字でも左右が逆のものがあるはず。

「えーと、その字が部首になる象形文字───あった、これも同じだ」
「判子に下書きする時は、これを反転するわけだから……」
「普通に書く時と同じにすればいいんだね」

頭が混乱しそうでした。
なんとか彫り終えると、母は仕上がりに喜んでいました。
  1. 2012/03/16(金) 21:25:47|
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