第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

備えなければ憂いあり

昨夜、もう早く寝るかと布団に入る直前になって、、
夜勤の弟から車を貸してほしいと電話を寄越しました。
時間は2時過ぎくらいでしょうか。

あくまで実家の車という感覚でいるものの、
名義が私に移ってから、弟は私に連絡を入れるようになりました。
もともとこの時間では母も妹も眠っています。

折りしも年間で十日前後しか降らないような雪でしたが、
さして積もらず、路面も黒々として夜が明るくなっただけ。
それでも風は身を切るように冷たく、バイク通勤の彼には辛い話です。

どうせ急いで出るようなことはしないと踏んだ私は、
一足先に駐車場へ走り、暖気しておくことにしました。

───が、読みが浅かったのです。
滅多に降らない雪で、フロントガラスが凍結していました。
ワイパーが起こせないほど凍り付いたのを見て、少し考えます。

(あいつが来るまでに戻ってペットボトルに水を詰めて、
 あれこれしてたら出勤に遅れるかも知れんじゃないか)

戻るのは諦めて、まずエンジン始動に暖房オン。
もちろんスクレイパーなんて持っていないので、
雑巾でフロントガラスの雪および氷に挑みました。

弟は子供の頃に喘息で苦しんでおり、やはり今も寒さには弱いです。
冬の深夜にバイクで、なんと膝に霜焼けが出来るほどでした。
ここに来て車内が暖かければ、さぞ楽なことでしょう。

そんなわけで兄は頑張りますが、
雪は掻き取れても、氷に雑巾では無理があります。

[ガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシ……]
(冷たい! 痛い! 誰だ家に戻らないと決めた奴は!)

何かないかと車内を探れば、手ごろな角材を積んだままでした。
これはいい───意気揚々とフロントガラスに向かったところ、
氷と戦ったり車内を探っている内に、ガラスが温まっていた様子。

雪だけ除けて、車内で待っていれば良かったのです。
ほどなくフロントガラスは車内を鮮明に透かしました。
なんだこの無駄な努力は……それより遅いな、あいつ。

通りに出れば300メートル先まで見えるものの、人影はなし。
まさか予定を変えてバイクで出たのかと思ったところで、
自分が携帯電話を持っていないことに気付きます。

仕方なく車で迎えに行くことにしました。
仮に行き違って駐車場に車が停めてなかろうと、
腐っても男ならそれなりに行動して下さい。

近所を一周したところで、トボトボ歩いてくる弟を見つけました。

「来てくれてたの!?」
「ああ、ガラスもカチコチだからな」

凍結するから余裕をもって行動───しろとは云えるはずもないのでした。
  1. 2012/02/02(木) 22:40:49|
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