この日は母がサツマイモ餡のお焼きを作りました。
発端は妹が子供の頃に母がよく作った芋饅頭を思い出したことです。
そして原料となるサツマイモは、ほかの例に漏れず不作でございます。
例年どおりなら半玉キャベツくらいの大物も収穫できましたが、
今期は母も首をかしげる収量───というより殆ど何もない。
少し前から気になっていたことですが、これは土壌の問題です。
昨年の内に「やっていない」ことがありました。
我が家の菜園には、毎年この時期になると農協の施設へ出向き、
廃棄される籾殻(もみがら)が無料提供されるので調達しに行きます。
軽四車いっぱいに詰め込むので、それなりに大量です。
籾殻は堆肥化に時間がかかるため嫌う人もいますが、
屋外で風雨にさらされた籾殻は分解が進み、これは使い勝手がいい。
こんもり積まれた籾殻の中では、まるまる太ったカブトムシの幼虫も。
その籾殻を菜園の土に混ぜることで堆肥の代用として来たのですが、
昨年は忙しくて調達できないままでした。
よって今年の土は、土と云うより粉末がギチギチに堆積したような状態です。
土の中に空気が入り込む余地が少なく、微生物は呼吸しづらいし、
根は足を伸ばせないし、何より根菜は大きくなれない。
仕込みが十分でない時点で、この収量はお察しです。
栄養なしで何か作れと云われても……という状態。
押さえるところは、何が何でも押さえないといけませんね。
- 2023/10/10(火) 23:59:00|
- 菜園
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