この日は根太位置の特定・第2です。
昨日の作業で左側(西側)の位置を特定できましたが、
布基礎で行き止まりになるため右側(東側)の正確な位置は不明。
こうした「対象物の内状を知る手段」には、しばしば打検が用いられます。
トントンと叩いてみて、音の違いを内部の密度や性質の違いに置き換える。
身近な例では、容器内にある液体の残量を知る時などでしょうか。
もちろん試してみましたが、床板が厚いせいか素人には聞き分けづらい。
5cmよりは3cm、3cmよりは1cmの幅が知りたいのに曖昧は困る。
よって、ここからは下地センサーに頼るしかない。
ホームセンターにて2000円ちょっとで買えるやつ。
「静電容量の誤差を検知することで"内部に何かがある"ことを知る」。
床下の様子を窺い知るための手段とは云え、何しろ目に見えません。
このセンサーに出来ることをやってもらうには、なんと云うかコツが要ります。
軽くセンサーをかざして「反応なし、何もない!」とするには性急すぎて、
さりとて主たる機能なのだから「数打ちゃ当たる」でも困るわけで、
探知のクセみたいなものと付き合うつもりが必要らしいです。
ここにあるはず───という淡い根拠を、イメージしながら使う。
よって全く手掛かりがない状態で「どこにある?」と探してもらうには、
そこそこ性能が高いものを買わないと誰もが返品したくなりそうです。
昨日は西側の正確な根太位置を特定しました。
ここから東へと「真っすぐに根太が通っている」とイメージした上で───
「(ここでアラームが鳴ってLEDが点灯する……はず)」
───といった具合に、何度もかざすと同じ箇所で反応しました。
誤解を恐れず表現するならば、ハズレを数えず当たりだけ取り上げる感じ。
精度や使いやすさで云うなら捨て値で買った中古の金属探知機が上でした。
ただし今回は金属(釘やネジ)の位置を知りたいわけではないので、
より曖昧なものを相手にするつもりで何度も試します。
反応があった箇所に修正ペンで白点を記して行くと、範囲内に白点が密集します。
その平均を取ることで、文字通りの"線"がボンヤリと浮かび上がりました。
「(こういうことなのか?)」というのが、じっくり使ってみた感想。
- 2023/07/22(土) 23:59:00|
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