この日はパテ埋めを忘れた箇所の修正。
壁に固定されていた洗面鏡は、およそ数十年ずっと壁に押し付けられ、
そのため壁には洗面鏡の形に沿って壁在が凹んでいたのです。
そして土壁の"痩せ"もパテ埋め補修。
これはヘラだと難しいので、指にパテをのせて「なすり付ける」感じ。
一連の修繕を通じ、幾つかの箇所にて業者による過去の修繕跡を見ます。
意外と「これで?」と思う内容もあり、たとえば床下などは───
「(この部分だけ床を踏むとパタパタ音がする……)」
「(なるほど、床板と根太の間に隙間があって衝突する音なのか)」
「(なんで隙間が? もともと何かが挟まってた? 根太が沈んだ?)」
「(床下に何か落ちてる……床板の切れっ端? なんで捨てなかった?)」
「(隙間にピッタリ入る! これをスペーサーにしてたのか)」
───こんな具合に。
この切れっ端にしても、そのままゴミとして廃棄されそうなものでした。
固定していなかったので何度も踏まれてスペーサーが擦り減り、
床上からの振動が続いて抜け落ちたようです。
それでも床板の沈みを回復させる程度には役目を果たしている。
いかに私たちの知る「問題ない・良しとする状態」というものが、
こうした些細な要素で支えられているか痛感します。
私の修繕は何年くらい持つかな。
- 2023/05/03(水) 23:59:00|
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