この日は(前日に母が脱衣所を片付けたので)今後の作業場を確保するため、
道具類を移動させ、あとはドラム式洗濯機を移動させるだけとしました。
ドラム式洗濯機を一人で移動させるのは困難です。
平均して60㎏を超えるそうで、重心も低いため持ち上げづらい。
「ちょっとだけ浮かせて移動させる」という段階から負担が大きいのです。
さて脱衣所ですが、台所と違う点は床についての大掛かりな修繕がないこと。
と云うのは、台所の床下を見た時に幾つか分かったことがありました。
確認したのは数ヶ月前なので記憶の範囲ですが───
・根太は台所からの延長
・床束や束石がない?
・床板は単層フローリング?
───こんな感じ。
単層フローリングとは、いわゆる一枚板のフローリングです。
一方で複層フローリングは、薄い板を接着剤で貼り合わせた物。
単層(割高)
切り出した一枚板なので接着剤の劣化がなく耐久性が高い。
複層のように損傷で表面からベリベリと剥がれが進むことがない。
温度や湿度により、膨張や収縮、反りや割れが生じることも。
複層(安価)
単層に比べて広範囲で敷いた時の表面的な見た目に差異が少ない。
貼り合わせに使われた接着剤が10年くらいで劣化し耐久性に劣る。
最終的には雑誌を束を踏みつけるような脆さになる。
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脱衣所は、湯上りの水滴や風呂場の湿度による影響を受けやすいため、
ここに単層フローリングを使っているのは当然の対策なのでしょうが、
床板は壁の中へと入り込んでおり取り外しが難しそうなのです。
「水分の蒸散」を考慮せねばならない関係上、
上から合板を重ねると蒸散を妨げることになり、よろしくない。
こうした理由から、台所修繕の延長として手掛けることは断念しました。
しかし、ここにドラム式洗濯機の重さが来ると不安です。
せめて水分による耐久性の低下は防ぎたいので、
簀子(すのこ)を敷くくらいの対策はしたい。
面積は大きく減ったけど、それなりに難度が高いと見るべきでしょう。
- 2023/04/18(火) 23:59:00|
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