この日は流し台を磨いておりました。
本当はタイル壁と流し台の隙間をシーリングしたかったのですが───
・隙間が大きい箇所にはスポンジ材等で穴埋めが必要。
・前回の床作業でコーキング材を使い切ってしまった。
・それらの資材を(外出したのに)買い忘れた。
───以上の理由から本日は資材の調達から始めねばならず、
そして昨夜から続いている風雨で外へ出るのも億劫です。
さりとて何もしなければ何も進まない。
そんなわけで調達を済ませ、磨きを終え、スポンジ材を詰め、
養生を済ませてシーリング作業に入りました。
前回の床と違って今回は流し台が相手です。
「(ここでは洗剤水が使いやすいから綺麗に仕上がるかも)」
……と考えてしまったのが運の尽き。
この手法が諸刃の剣であると思い知らされることになります。
コーキング材はベタベタして扱いづらく、手につくと洗剤でも落としづらく、
むしろ洗い落とすよりは「ティッシュに"なすりつける"」ほうが楽です。
こんな性質ですから綺麗に仕上げること自体も難しい。
そこに、ごく少量の洗剤を溶かした水を霧吹きすると急に御しやすくなる。
洗剤の成分がコーキング材を弾き、ゼリーでも撫でるような感覚で均せます。
しかし一つ欠点がありました。
「コーキング材は洗剤水に弾かれる」ということは、
下地(流し台)に洗剤水が付着しているとコーキングが乗らないのです。
これは水面に油を垂らすようなもの。
水分が蒸発しない限りコーキングは弾かれる一方です。
養生を剥がしてみると、何ヶ所かで生のコーキングがめくれ上がりました。
これでは隙間から水が入り込んでしまうし、埋めた意味がなくなります。
霧吹きをかける前に一度でいいから均しておくべきでした。
もう一回やるのか……コーキングも安くないんだぞ畜生。
- 2023/04/07(金) 19:13:00|
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