この日は畑で使う管理機(小型耕運機)を修理しました。
2ヶ月くらい前、エンジンの回転数が上がったまま戻らなくなったのです。
自分なりに調べ、ガバナー(調速機)の異常であると判断しています。
ガバナーは、エンジンの出力を一定維持する自律機能です。
たとえば人間に「階段を上る・障害物を乗り越える」等の目的がある時、
普通に歩くよりも筋力が必要になり、目的を消化すれば必要なくなります。
エンジンが目的のための出力を必要としなくなった瞬間、
自動的に通常の出力へと戻す仕組みがガバナーというわけです(たぶん)。
こうして出力を下げないと、出力が上がりっぱなしになります。
スロットルを開放して回転数を上げることも出来ますが、
絞っても回転数が下がらないなら……思いつくのはガバナーくらい。
そんなわけで少し分解すると、ガバナーは固く動かない状態でした。
正常ならば指で押すだけでもカチャカチャと動くのですが、ガチガチ。
軽度の固着なら外部から注油する程度でも直るらしい。
少し力を入れると、1mmくらい動いた気がする。
油を注して力を入れる───を繰り返したところ、あっさり動きました。
燃料を入れてエンジン始動……回転数に異常なし。
これを心待ちにしていたのが母です。
私が修繕に傾倒してからこっち、しばしば畑の任せきりが増えており、
管理機なしでは幅広い範囲の耕作が難しくなっていたのでした。
アクセルワイヤーの調節が不十分で未だ調子が悪いものの、
これも大した作業ではないので、すぐに直せそうです。
あぁ、懸案事項が一つ解決する。
- 2022/12/02(金) 23:59:00|
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