この日の副業は激務でありましたが、その最中に嬉しいことがありました。
出社時間は作業員によって異なり、通常5時~8時の3時間契約とする中で、
2時間で退社する人や、始業から1時間遅れて6時に出社する人も居ます。
そのため作業中に「おはよう」と挨拶されることも多く、
この日は夜明け前の暗い中、リフト作業中に人影を見ました。
6時から出社する人だと思い、顔が見えないまま挨拶したら───
「よー、おはよーう」
「おは……えっ、あれ? Yさん?!」
「そうそう」
───7月半ばに引退した、老年のベテランさんでした。
私が現場で最も尊敬し、最終日には一緒に写真も撮っています。
明け方でも作業員が働くため、構外なら社外の人も出入り可能です。
「やぁやぁ、これ、あんたに渡そうと思って」
「あ、ありがとうございます! こんな時間に?」
「この時間帯に散歩しとってね」
実は昨日も来たそうで、私が定休日だったため会えなかったとか。
近所に住んでいるとは聞いていましたが……。
渡されたのは大きな柿5個でした。
昨年の11月末、私が隼人瓜を渡した返礼にと同じく柿を受け取っており、
「俺は日本一うまいと思う」という一言が記憶に残っています。
母が柿好きなのを憶えていたのか、今年もいただいてしまった。
もう引退して出社することもなくなった人から。
暗いので気を付けてと見送りました。
なんだか胸が躍る思いでした。
- 2022/11/24(木) 23:59:00|
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