この日は台風の激しい風雨が夜明けにかけて納まったものの、
副業の現場では本社のお偉いさんが視察に来ると分かっており、
「台風なんだから来るなよ」という雰囲気でムンムンでした。
作業現場では「安全上の規則」と「作業環境の快適さ」は相反する時があり、
得てして作業を簡便化する目的の行動が「それはダメ」とされたり、
これが重なって作業が面倒になるばかり、なんてことがあります。
こうなると、かえって期待される成果を出すことも難しくなる。
枕詞に「安全のため」と付ければ、部下は従わざるを得ませんが、
然る後に「仕事の遅れは許さない」となれば、代替策が必要です。
ところが大抵そうした代替策の考案・実行は現場に丸投げです。
作業員にしてみれば───
・仕事をやりづらく
・増やされた上で
・結果は平均以上を要求される
───と云う、
夏に厚着させられた上で「汗をかくな」と云われるようなもの。
人の食料となる動植物、その動植物を育てる虫や養分。
そうして辿ると、下支えの努力が最も買い叩かれることになる。
ツクツクボウシの鳴き声が、なんとなく"泣き声"に聞こえる台風一過。
- 2022/09/20(火) 23:59:00|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0