第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

30年ぶり

この日は、副業でトラック運転手さんから借りたアーク溶接機を使い、
7年越しの懸念であった母の仕事場における金属製の門扉を直します。

先日に記したとおり、丁番が腐食したことにより門扉が脱落した状態。
今回は、もげた丁番を門扉に溶接することが目的となります。
ただし門扉は金属製でありながら「鉄の塊」というには軽い。

こうした金属製の構造物は大抵が管状で中身は空洞です。
よって溶接が可能なのは「厚さ1mm程度の薄い鉄板」となり、
これが今回においての難易度を上げることになりました。

鉄の融点1500℃程度に対し、アーク溶接の温度は5000℃以上。
飛び散った火花を浴びれば火傷しますし、強烈な紫外線を放ちます。
早速やってみたところ───

[パチッ] 「うわっ」

───もはや火花が散っただけで尻もちをつく……ザマぁない。
高校時代から数えて30年、就職後からは20年くらい経っており、
ほぼ初心者と同じであると心得て続行。

実習で使ったものよりも細い、直径1.6mmの溶接棒。
釣り竿のように"しなる"ので狙いが定めづらい。

溶接面の暗い視界の向こう側は、アーク放電が始まるまで殆ど見えません。
意図せぬ箇所に触れて生じる火花、そして意図せず止まるアーク放電。
火花が飛んできても構ってられないし、何度やっても上手くできない。

「(これはまずい……めちゃくちゃ楽しい)」

それはもう酷いビード(溶接跡)で、テーブルの上に小石を並べたようなもの。
四苦八苦して溶接した箇所は、まるで具材の多い豚汁か何かでした。
ハハハハハ、面白いのはここからだ。

「サンダー(ディスクグラインダー)ならあるぞ!」

どれだけ見た目が酷かろうと、削って整えてしまえばいいのです。
削って均(なら)し、その上から再び溶接を重ねておく。
10本くらいの溶接棒を消費。

炎天下、気が付いたら6時間くらい経っていました。
短く寸断した文鎮を当てて補強し、そこに溶接。

閂(かんぬき)も自作して、なんとか門扉としての体裁が整いました。
ついでに破断したキッチンラックのフレームも直すことになり、
ステンレス用の溶接棒を使うわけですが……鉄用の溶接棒より細い1.4mm。

さらに難しい。
たびたび溶接棒がくっついたまま離れず、赤熱してしまいます。
しなりも大きいので、最終的には溶接棒が短い状態で終わらせました。

やっぱり欲しいな、溶接機。

  1. 2022/08/16(火) 23:59:00|
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