本日は副業の帰り際になって大雨となりました。
構内では、鋼板の屋根に打ち付ける雨で話し声が聞こえないほど。
ほぼ全ての現場仲間が「午前中は逃げ切れる」と思っていたのです。
そんな中、親しいブラジル人さんと話していた時のこと───
「駐車場にも行けないねぇ、昼まで大丈夫だと思ってたのに」
「ははは、Fさん雨男じゃないの?」
「アメオトコって何?」
───こんな話題になりました。
日本人女性と結婚し、この春に大学生となった娘さんも居ます。
日本に住んで長く、もちろん日本語もペラペラ、でも雨男は聞いたことがない。
「えーと、『その人が来ると雨が降り始める』とか、そういう人のこと」
「雨を降らせるの?」
こういう話になる時、日本人でも「その言葉を使ったことがない」とか、
「はじめて聞く言葉」というものがあって興味深いです。
"常識だと思っている何か"であるほど面白い。
ちなみに私は"苗字(みょうじ)"という言葉を"名字"だけで憶えていて、
家族とテレビを観ている時、字幕に出た苗字を「なえじ」と読んでしまい、
かなり弄られたことがありました(30代の時分)。
授業で習うから知っているはず───その授業を欠席し試験の出題にもなかった。
必ず目に留まる場所に書いてあるから───いつも別の場所を見ていた。
誰でも聞いたことがある歌の歌詞だから───聞き違えていた。
それが(意に反し)偶然にも長いこと続いてしまった場合、
誰もが知っているはずのことを"運悪く"知らないままでいる。
知らなかったことを証明できず、恥をかいて終わることも多い。
なお、激しい雨脚が幾らか弱まった頃を見計らい、
私は3人の現場仲間と共に駐車場へ全力疾走しましたが、
誰かの自転車が倒れていたのを引き起こしていたら……ずぶ濡れに。
その数秒後、ウソのように雨脚が収まりました。
一足遅れて出たブラジル人さんは殆ど濡れずに済んだはず。
……晴れ男だったのかも。
- 2022/06/10(金) 23:59:00|
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