この日はシーラーの3回目です。
本業もあるため時間を作って続けているものの、
床下の修繕に比べれば手軽な作業で、着手・離脱が容易くて助かります。
一方、塗装作業はリアルタイム要素が難点。
高めの気温で塗料の乾きが早いからです。
塗面を"液面(水滴)"と考えた時、空気に触れている面は乾きが早く、
液面の外側と内側では、塗料の粘り具合が変化します。
さながら破れやすい水風船のよう。
「ちょっと塗りが薄かったかも」と再び刷毛を入れれば、
ただれたような斑模様となり結果として塗面を荒らします。
また、行き止まりや狭い箇所はローラーが届かないため、
これは前もって刷毛で塗りしておきますが、これ自体も難点です。
刷毛塗りとローラー塗りとの境目では、塗面が重なって厚くなります。
よって全体を均一に塗るのは私みたいな素人では難しい。
何百回と腕と手先を振るってみても学ぶことばかりです。
どこかで妥協するしかなくなります。
何事も、プロの仕事はプロたる所以で尊いわけで、
さりとて修繕は急がねばならないし、もう十分に時間を尽くしています。
シーラーで真っ白に塗り上げた壁を見る妹は、小さく声を上げるのでした。
今のところ、こうした家族の反応で「良し」としています。
- 2022/06/05(日) 22:42:48|
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