六月です。
この日は副業が定休日なので朝から修繕開始。
キャビネットの大掛かりな作業は完了したので、細かな部分は後日とし、
残った壁の塗装を始めるため養生(マスキング)を進めました。
過去に何度か書きましたが、養生とは「塗ってはいけない箇所の保護」で、
建築用のマスキング材(テープやシート)を使って箇所を覆ってしまい、
誤ってペンキなどを塗ってしまわないようにする工程です。
塗装を経験したことがある人なら「養生7割」とされる理由も納得で、
色を塗る作業は、同時に塗らないための作業とも換言できます。
ひとたび塗ってしまうと除去が難しいからです。
私が最初にキッチンの壁を塗装したのは一昨年の話。
その際の養生が不完全で「塗ってしまった箇所」が幾つかありました。
ペンキの性質上、乾燥・固着してしまうと除去が極めて困難であるため、
塗って後悔するなら、塗らずに済ませる(養生する)のが転ばぬ先の杖。
物作りの世界でも似たようなことは数多いです。
さて一昨年から見て"後半"となる今回の塗装においては、
養生の必要な箇所が多く、一方でマスキング材の使用量は少ないです。
・キャビネット
・分電盤
・勝手口
・脱衣所への通路
・隣室への通路(ドア)
これだけの面積を避けて養生を施すわけですが、
分電盤を外すのは(危ないから)避けたいので養生、
勝手口や通路は通行禁止と、塗装の面積としては一昨年の半分くらい。
キャビネットや分電盤は壁から張り出しているため、
立体的な養生が必要になる点も少し難易度を上げています。
そして何より、思ったよりも天井の塗装が脆いことが最大の難所。
これは養生テープを貼って剥がすと「ペンキも剥がれてしまう」ので、
基本的に養生ができず慎重な塗装を強いられそうです。
いよいよ修繕後半の大詰め……ここでバカみたいな失敗はしたくないな。
- 2022/06/01(水) 20:16:15|
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