この日は塗装を終えたキャビネット扉を組み付けましたが、
昨日の嫌な予感は的中し、面倒なことになっています。
通常、建物は経年で少なからず建付けに歪みが生じるもので、
一方で置いてある机や、壁に下げた額縁などは影響を受けません。
床や壁に固定されていないためです。
立体物が建てつけに"つられて"歪むには、2つ以上の固定が必要。
キャビネットは天井と壁の直角2面に固定されているため、
建付けの歪みによって平行四辺形へとスライドが始まります。
これの何が悪いのかと云うと───
・キャビネットの高さや横幅が変わる。
・これらの変形によって扉の開閉が困難となる。
・釘や木ネジに負担が掛かりキャビネットが破損する。
───と云った問題が生じ、
今回は「高さや横幅が変わる」という点で別の問題が生じます。
キャビネット自体を弁当箱と仮定した場合、
箱そのものが変形すると蓋をしづらくなったりするわけで、
同じことがキャビネットの扉に起こると……開閉させづらくなる。
改めて扉を固定すると、扉はキャビネットの側面や底面に接触し、
明らかに開閉が困難となり、あまつさえ塗装を削り取ります。
三度にわたるニスの重ね塗りにケチがつく始末。
うぬぬ……許さん。
- 2022/05/17(火) 23:59:00|
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