2月の記事で公開した「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」の、
アーティストプルーフが先日に到着しました。
アーティストプルーフとは、本来はいわゆる「見本(校正刷り)」で、
意図した見た目(または内容)であるかを確認するためのものです。
私の仕事で云えば、担当した作品が刷られたサンプル。
これまで幾つかの国内TCG案件で描いてきましたが、
それらも商品サンプルは到着し、市販の製品と変わりありません。
一方、今回のアーティストプルーフは何が異なるのかと云うと、
カードは担当したイラスト面のみが印刷され、片面は無地(白)です。
一見すると非公式な複製品ですが、きちんとした公式の品となります。
面白いのは、これが作家向けとして担当作品1点につき50枚ずつ配られ、
無地面にサインや落描き入りでコレクター向けの売り物としても良く、
好きに消化できると云う権利つきである点です。
コレクターによっては好きな作家であれば例え描き損じであろうと、
そこに価値を見出して入手したくなるような物もあるのでしょう。
こうしたものが届くことは昨年の段階で知らされていましたが、
知っている人にとっては話が早いようで───
「(私が50枚もらってもなぁ、欲しい人が居るわけ……)」
───などと思っていたのに、
交渉のメールが入ってビックリしました。
売るにしても何かオマケを付けたくなりますね、こう云うのって。
- 2022/04/21(木) 23:59:00|
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