この日も仕事だけ。
一昨日あたりから、自家用車の表面に薄く霜がついています。
こうなると畑では隼人瓜(ハヤトウリ)が枯れるのも時間の問題です。
そして副業の現場へ行く前に霜取りが必要になる。
今のところは車内暖房+ワイパーで除去できますが、
寒さが深まると、それでも間に合わなくなって水が必要になる。
早いもので、もうすぐ引っ越して2年になろうとしています。
足掛け25年を過ごしたアパートが遠くにあるような、
今の部屋で既に数年を過ごしたような気分になる。
ジャネーの法則によれば、今後は一年が短く感じるばかりだそうですが、
上記のような、記憶と実際が上手く噛み合わない奇妙な感覚は、
こと「ほかの物差し」に変換すると面白いです。
現在から過去に距離の概念を持たせた時、それは昔であるほど遠く、
「現在よりは『距離にすると』遠くにある」という感覚になり、
年を経ると物差しが長くなって1cmが極端に短くなります。
一方で、頭の中の引き出しからは記憶として即座に引き出せるため、
さほど昔とは思えない自分に「ずっと昔のはずだ」という補正が介入します。
では、重さや明るさにしてはどうか。
昔のことだから軽い? いや重い? 暗いのか明るいのか。
「遠くにあるから暗い」と考えてしまうのは距離の概念から離れていない。
記憶として間近にありながら、そこから時間や距離の概念を外す時、
私の傍らには、何か大きくて丸い、真っ黒いものがあるように感じます。
その中に自分の過去があって、とっ散らかった情報が詰まっている。
間近にあって最も暗く黒いものと云ったら影か、なるほどな。
- 2021/11/29(月) 23:59:00|
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