首を痛めた母の予後は、まずまずと云った感じのようです。
不自然な動きから余計な体力を消耗しているようですが、
痛みそのものは小さくなって通常生活を取り戻しつつあります。
「あんたの云うこと聞いてなきゃ、もっと時間が掛かったろうね」
「じゃあ頭を、こうして回してみて、ゆっくり」
「え?」
これまで、頭を右か左へ水平に回すことだけを指示しましたが、
今度は首の付け根をほぐすため、ぐるんと頭を振るように。
人差し指を回す感じです。
「どう?」
「うあぁ、効く……音がする」
「関節か筋肉の間にガスが入ってるかも」
痛みがあると行動が制限され、自然な動きが損なわれます。
そこから少し回復し、徐々に可動範囲が戻る過程において、
むしろ制限を受け入れてしまい、かえって可動範囲が狭まることも。
100%の状態から痛みを抱え、動作に制限が入って50%に下がり、
痛みの解消と「日常生活に支障がない程度」という線引きのもと、
まだ70%であっても無意識に「元通り」と感じてしまうのですね。
努めて慎重にほぐすよう指示しておきました。
と云うのは、昨夜の雨で少し気温が下がっていたためです。
この時期、一雨ごとに冬への移行が深まって行きます。
せめて今月中には万全にしてあげようと思います。
- 2021/10/13(水) 23:59:00|
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