昨日で母の体調は(仕事が可能な程度には)回復しましたが、
加齢により気圧・気温の変化の影響を受けやすくなっているせいか、
しつこく痛みが残り、それを嫌って活気が失せるのは仕方ない。
それでも仕事に必要なものは調達せねばならないので、
車を出し、あちこち回ることになりました。
「ちょっと立ってるのも疲れる」
「もう少しだから座って待ってて」
ようやく買い出しを終えての帰り道、畑に寄って欲しいと云われます。
さりとて何をしようにも首の痛みがついて回る。
「もう4日も見てないのよ」
「分かってるとは思うけど作業はナシね」
「はい」
この時期、大した収穫はありません。
むしろ今は仕込みの期間で、せいぜいオクラ程度しか採れない。
そんな時期に畑へ出られずにいると、気になるのは仕方ない。
少しだけ見回るつもりだったのですが───
「あ、隼人瓜(ハヤトウリ)に大きいのがあるね」
「どれ? まだ卵より小さいはずだけど」
「いや大きいって、ちょっと待って何か他にも大きいやつが……」
予定ではウズラ卵くらいのつもりでしたが、
あちこちで収穫待ちの大きさが生っていました。
「こっちにもある! すごいわよ!」
「ヤバいな、これ毎日でも来ないとダメになる」
「ひゃ~、ちょっと袋を持って来て!」
ここ数年の隼人瓜は失敗続きでしたが、昨年の株が越冬に成功しています。
高さより面積での拡大を果たし、全用地の2割を埋め尽くしたのでした。
すっかり舞い上がってしまった母は、ひとまず数十個を収穫。
「それはそうと、首、どうなの」
「……完全に消え去ってたわ、痛いの忘れてた」
ゆっくり通常生活の調子に戻すつもりでしたが、
本人も自覚できるほどには煩わしさがない様子。
少なくとも一時的には……しかし今夜から雨が降るのは不安。
あと、この別名「千成瓜」の収穫が大変。
- 2021/10/12(火) 23:59:00|
- 菜園
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