フロアシートを敷くための調整、続行中。
昨年から始めた一連の修繕は───
・天井の石膏はがし、再塗装
・壁の塗装
・床下の根太追加
・構造用合板の増し貼り
・フロアシートを貼る
・(???)
───これらが1セットであるわけですが、
天井と壁は別として、それ以降の作業は前後して影響します。
フロアシートは合板と同じ幅で、隣り合うシートと繋ぎ目があり、
これを揃える必要にあたっては模様だけではなく"高さ"も関係します。
たとえば合板Aと合板Bにフロアシートを貼る場合、
合板A-B間の接合部には段差があってはいけません。
その上を歩くわけですから、シートが剥がれる要因になるからです。
しかし、この床下を修繕するにあたっては水平を出せていません。
理由は幾つかありますが、まず既存の根太は(あちこち)寸法が異なり、
水平を求めるには、ほぼ全ての根太で高さの調整が必要になります。
このキッチンのフローリングは、いわば「砂利の上に敷き詰めたタイル」で、
石ころ(根太)の高さが異なる以上、その上に置かれたタイルは水平になりません。
既存の根太が高い/低い───加工すべき?/残置すべき?
まず高さの基準点を設けないことには、根太の高低を決められない。
そしてキッチンには壁や敷居、シンクといった撤去できない設置物もあります。
大抵は部屋の中央にかけて沈んでいて、設置物の下や内部に基準点があり、
撤去できないので高さが分からず、高さの基準を設けづらいわけです。
水平が出せない以上、現状に適応した修繕にとどめるのが限界。
そのため、私は既存の根太1-2間に「新しい根太A」を追加する形をとり、
新しい根太の高さに「既存の根太1-2の平均値」を設定したわけです。
1A2B3C4D5E6F7……といった具合に強化し続け、
依然として水平を出せないまま、とうとう合板を敷く段階となりました。
そこで問題になるのが冒頭の「合板A-B間の接合部」です。
合板は高さの異なる数本の根太をまたいで敷くため、
ガタガタの床に水平な合板を敷くことになる。
よって、段差があってはいけないのに段差ができる。
その上に貼るフロアシートにも段差ができる。
これを解決しなくてはいけない。
根太を追加する中、その高低差を約1~1.5mmまで追い詰めました。
こうなった以上、あとは合板を削って揃えた方が簡単です。
そうして本日、第1~第2前半の合板で高さを揃えました。
これなら何とかフロアシートを敷いても段差は出来ないはず……とりあえずは。
応急処置の応急処置、そのまた応急処置、さらに応急処置。
ハリボテを繰り返せば鎧になるか? ───というのが主題です。
- 2021/09/07(火) 23:59:00|
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