問題点である根太の沈み込み部分を調べてみました。
結果、原因は「大引の沈み込み」と「根太のたわみ」の合わせ技。
大引そのものが沈めば根太も沈み、その差3~4mm。
過去のリフォームにおいては、スペーサーを挟んで対処していました。
根太の上(根太と捨て貼りの間)に同じ厚みのスペーサーを敷いたわけです。
ただし、スペーサーを敷いたのは沈みの深い部分だけ。
通常、床板は根太全体で重量を支えるようになっていますが、
スペーサーを挟んだことで、重量はスペーサーの面積に集中します。
こうなると根太の一部分に重量が集まり、たわんでしまうわけです。
たわみは1~2mm程度で、大引の沈みも合わせて3~4mmとなりました。
問題は、これをどう解消するか。
簡単な順番に書き出すと───
(1)過去と同様、根太と捨て貼りの間にスペーサーを挟む(部分沈下は妥協する)。
(2)床束で根太を支え、部分沈下を食い止める(必要に応じてスペーサー)。
(3)根太と大引の間にスペーサーを挟み、根太全体を引き上げる。
───こうなります。
幸い、床束と束石は在庫があります。
確実なのは(3)でしょうが、まず床束の仕込み工数が多いし、
部分沈下には対応していないし、次(第3段階)の根太にも同じ作業が必要です。
……とすると、(2)かな。
支える際、たわみを解消した上で固定することになりますが、
その時に根太が割れたり亀裂が入ることが不安です。
部分沈下に対応し、足りない分はスペーサー頼み。
もともと、キッチンのあちこちで沈み込みが生じている以上、
ここだけ完璧に仕上げてもバランス合わせで苦慮することになる。
はぁ、また大変だぞこれは。
- 2021/07/23(金) 23:59:00|
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