この日は歯医者で、長いこと治療していた箇所の最終日。
奥歯の歯根が砕けてしまったので真っ二つに切断した後、
一つ前の歯の治療も兼ねてブリッジとなりました。
本業で作業を続けていると夕方になって天気が崩れ始めたため、
私は休憩をかねて退社時間帯の妹に連絡(SMS)を入れ、
雨脚が激しくなったら車を出すと伝えました。
しかし───
「う~ん、今の降りなら大丈夫そうだけど……」
「買い物もあるし、別に構わんぞ」
───こんな感じで、妹は会社の駐輪所からメッセージを寄越し、
数分後、本人としては「絶好のタイミング」だと思ったのか───
「行くぜ兄貴!」
───という勇ましいメッセージを残して連絡が途絶えました。
雨が弱まったところで帰宅を決行したのだろうと判断し、
しばらく待っていると返信が入ります。
「走り出して1分も経たない内に降り出した! ずぶ濡れになった!」
「だから車を出すって云ったのに……」
「これも全てアホ上司のせいだ!」
「上司は関係ないだろう、シャワー浴びろ」
「もう踊るしかない」
「いいから早く風呂に入れ」
ずぶ濡れになると気分が高揚するのは、なんとなく分かる。
- 2021/07/14(水) 23:59:00|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0