買い物で同乗した母が戻って来るのを待っている間、
少し離れたところで小学2年生くらいの男児が大声を出しました。
何かと思って見ると、同じく買い物を終えた母子が車で帰ろうとしている様子。
男児は、駐車場の車止めがある方向を指さしています。
……? よく分からない。
「うるさい! いいから早く乗れって!」
これだけ聞くと、子供のワガママで用事が終えられない様子ですが、
遠くから見ても綺麗な身なりだと分かる母親が怒声を張り上げると、
印象とは真逆に映る悪目立ちそのものでした。
「だって置いてないじゃん!」
「いいから乗れって! このバカ!」
「バカはお母さんじゃん! 誰も置いてないじゃん!」
ようやく分かりました。
母親が買い物カートを所定の場所に戻さず帰ろうとするので、
たしなめた息子が理不尽に反論され、抗議していたのです。
店内は通路が狭いためかカートを利用する人が少なく、
駐車場に散乱することも珍しいのか、片付ける係員は居ません。
結局、男児は車内に押し込まれ抗議を諦めました。
大きな車が去って行き、この間は20秒くらい。
なんだか嵐が通り過ぎたような勢い。
彼にとって譲れない一線としての抗議であったに違いないし、
間違ったことは云ってないし、おじさんが片付けておいたから安心しな。
帰宅後ケンカになってないといいけど。
- 2021/05/22(土) 23:59:00|
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