今日は叔父から頼まれていた商品パッケージを描いておりました。
これまで暫定的に使っていたものから一新したいのだとか。
本業とは少し異なる分野ではありますが、面白いです。
既存の市販品を参考にしつつ、商品の雰囲気を演出する目的では、
いわば本業で云うところの景色や視覚効果を描いている気分です。
こちらに向かって突進してくる怪物を「それっぽく見せる」にはどうするか。
自分の仕事では、手足や景色をブレさせるなりして速さを演出したり、
漫画などで使われる(本来は見えない)集中線などを用いたりします。
では、単に「目を引くため」や「よく見せる」にはどうするか。
色合いを奇抜にしても良いでしょうが、商品の雰囲気を壊しては意味がない。
一方で、実際の内容にウソがあってはいけないので過剰な美化も使えません。
いわゆる「ウソ・おおげさ・紛らわしい」は、出来るだけ避ける必要があります。
自分だけの価値観や美意識から離れた「誰かのもの」を演出する時、
私が「これで良し」とするだけが十分ではなくなるわけですね。
叔父さん、気に入ってくれるといいな。
- 2021/04/03(土) 23:59:00|
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