「起きてる? お母さんが探してた本が見つかったよ!」
妹からのメールで目覚めました。
10年ほど前から母・私・妹の3人体制で検索にかけていた本ですが───
・正確な書籍名が分からない
・ISBNコードが付されていない
・装丁も分からない
───という情報の少なさから、何も引っ掛からなかった本です。
このたび、それがオークションに出品されていたとのこと。
探している本は何冊かあって、その一つです。
古本と古書の違いは「絶版となっているかどうか」とする例もあるようですが、
本書も例外ではなく、当時と比して4倍くらいの価格となりました。
「落札する前に、お兄ちゃんに相談しようと思って……」
「行け、絶対に落とせ」
結果、落札することが出来て母は大喜び。
夕食時は、ちょっとしたお祭り騒ぎみたいな空気でした。
聞けば、本日になって「ふと」また探してみたところ偶然にも見つかり、
私からの「行け」という返答を待っていたとのことです。
何が「ふと」思い至らせたのか。
失って20年後に買い戻す切っ掛け(偶然)としては出来過ぎている。
そして、それぞれの出品期間など大して長くはありません。
求められた品は、求める者を呼ぶのかも知れません。
- 2021/03/26(金) 23:59:00|
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