知り合いが、お子さんを連れて近況報告に来ました。
子供時代には近所付き合いがあり、母に会いに来たのですが……。
よちよち歩きを始めたお子さんが、私を見て大泣きします。
不在だった母に電話を入れ、すぐこちらへ来ることになったものの、
母の仕事場から小さなウサギのヌイグルミを持って来ても泣き止まない。
「あぁ悪かった、ゴメンな、怖かったな」
「おかしいな~、珍しいんですよ、こんなに泣くの」
覚えたての「その場を去る時は相手に"バイバイ"する」という習慣が先立ち、
大声で泣きながら私に手を振るという、器用な反応を示します。
こっちが申し訳なくなる状態でした。
「お袋が来るってさ、気の毒だから僕は引っ込むね」
「すみません~」
彼女は妹の一つ歳下であったことから、昔は私も遊んであげたりしました。
仕方なく玄関で待ってもらうことになり、数分後に母が来て落着。
「はぁ、ようやく落ち着いたわね」
「本当に珍しい、うちの旦那は平気なのに」
「そりゃ父親は別よ」
父親が基準だったのか。
安心したような、ハードルが高すぎるような。
赤ん坊に泣かれると、表現しようのない敗北感があります。
- 2021/03/24(水) 23:59:00|
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