スチロールカッター2号でスタイロフォームを溶断してみましたが、
直径0.3mmステンレス線が切れてしまい、上手く行きませんでした。
ここで、切れてしまったステンレス線を観察してみる。
線の真ん中あたりではなく、両端のどちらか近くで切れています。
鮮やかなオレンジ色になるまで発熱したステンレス線にとって、
対象となるスタイロフォームは常温に近く、むしろ寒くて低温です。
よって溶断中は、一本のステンレス線に極端なムラ(温度差)が生じます。
実際、溶断中のステンレス線は───
・スタイロフォームに触れる部分……金属色
・スタイロフォームに触れない部分……オレンジ色
───こういうコントラストです。
おそらく切れる箇所は前者と後者が分かれるところ。
それではと0.55mmの針金を使ってみたところ、これは発熱量が少ない。
負荷が大きいのか、アダプターから煙が立つという事態になり不採用。
どうあってもステンレス線を使うしかない。
スタイロフォームを溶断するには、250℃前後の熱が必要だそうです。
私が作ったスチロールカッターには温度調節機能がありません。
温度差の理由を「無駄な高熱」側に求めるなら……。
どうにかして温度を下げるしかない。
簡単に思いついたのは線を長くすること───2倍の長さにして折り返す。
スチロールカッター2号の「幅」を維持したまま、線が二重になります。
アダプターの性能は変わらないので、熱量は下がるはず。
電源を入れてみると、ステンレス線の発色は「明るい赤」になりました。
試してみたところ、少々切りづらくなったもののステンレス線は無事でした。
ただし線が二重になったことで、溶けたスチロールが付着しやすい。
それでも切れてしまうよりは前進しています。
次から次へと、大変です。
- 2021/03/17(水) 23:59:00|
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