正午過ぎに本業を仕上げて提出しました。
その後は16時に眠ったのですが、十数分おきに目が覚めます。
おそらく緊張が解けておらず脳が休めていないのでしょう。
そんな折、母が自室の片づけで出て来たものを見せてくれました。
亡き父が書いた、私の絵に対する思いを記した日記です。
2000/01/19……こんなものを書いていたのか。
内容は、私の絵を「どう評価していいのか分からない」というものでした。
一方で知り合いの息子さん(私の後輩)からは絶賛されてもいて、
いよいよ父親として理解できないことを気にしてもいた様子。
思えば、父から絵を褒められたことがありません。
その父の勧めで絵画教室に入れられたこともありましたが、
それとて経済的な理由で1年ほどしか通えていないのです。
私はと云えば、塾で指導されるより描きたいものを自由に描きたいし、
冬ともなると真っ暗な道中を一人で通わねばならないので、
仕方なく通っていたというのも事実です。
してみると、父なりに理解しようとして理解できず、
それでも知り合いの息子さんに絶賛されたことだけは、
一言「でも嬉しかった」という記述に詰まっていました。
その後は、こう続きます。
「画(絵)に対して褒めた言葉を言った事は無い。
が、親はのろけた言葉は出さない。
私の親もそうだった」
(中略)
「達成することを望んでいる。
やるなら、どこまでもやれ、世に出なくとも良い」
世辞でいいから誉めて欲しかった気もしますが、
葬儀を終えて十年、こういう形で本心を知るのもいい。
存命中にフリーイラストレーターとして活動できたことだけは、
僅かながらも親孝行できたと誇ってもいいのかな。
今年で15年目だぜ。
- 2021/01/28(木) 23:59:00|
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