元旦こそ休みましたが、この正月は二日から副業に出たため、
同僚とは期間をずらして休むことにしました。
金曜から日曜まで3連休を取っています。
ようやく少しは骨休めが出来る───としたいところですが、
本業もあるので、あまりボケっとしていられません。
昨日の昼間、ベランダに出ると100メートル離れた場所に3人の子供が見え、
彼らはコンビニと隣の敷地を隔てるフェンスを越えようとしていました。
そこから数メートルも歩けば、わざわざ越える必要のない立地です。
およそフェンスには「のぼらないで」と書いてあるはず。
3人同時に高さ2メートル程度のフェンスをよじ登り、
一人が乗り越えて飛び降り、そして2人目と続きます。
ところが3人目は、飛び降りる度胸がなかったようです。
体格としては似たり寄ったりで、特に3人目が幼いということもない。
乗り越えた後、彼は片足が地面につくまで慎重に下りました。
さっさと先へと進む2人に対し、地団駄を踏んで抗議している様子。
登ってはいけないフェンスを越えた3人の"悪さ"は置いておくとして、
彼の慎重さは無用なものだったか、あるいは意味があったのか。
こういう男児の「あるある」的な光景は私にもあり、
2年生くらいの時、落差2メートルの高さから飛び降りたことがありました。
飛び降りる直前、かなり思い留まった記憶が鮮明に残っています。
ふわっと身が軽くなり、そして直後に体を貫く凄まじい衝撃。
怪我はなかった反面、ビリビリと足腰に残る「完了の印」。
この瞬間を思い出す時、私は「"飛び降りない自分"を殺した」と感じます。
出来ない自分を殺して「出来る自分」になる。
恐れる自分を殺して「恐れない自分」になる。
その一方で、飛び降りなかった自分にも興味があります。
あの日、飛び降りずにいた私は「どこで何を殺すのか」。
結果、今の私より良い人間になれたろうか。
いずれにしろ、地団太を踏むだけの人間にはなりたくないな。
- 2021/01/06(水) 23:59:00|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0