第2段階は続行中、そして今日は長編です。
さて、数週間前から気になっていることがあります。
初期に根太を追加した出入り口付近……図では下から数えて3本のピンク色の根太。

■
この上を歩くとギギッと鳴る───これを床鳴りと呼ぶそうで、
大引や根太が軋んで鳴る場合や、フローリングが原因の場合もあります。
フローリング材は、隣り合う側面に凹凸を作って接合しており、
これを"実(さね)"と呼び、これが軋(きし)む現象が「実鳴り」。
しかし実のあたりではなく捨て貼りの真ん中あたりで鳴る……これは?
私が根太を追加するまでは鳴っておらず、そして追加した辺りが鳴っている。
すると今回の床鳴りは、私が追加した根太が原因と考えるのが妥当です。
しかし、なぜ鳴るかが分からずにいました。
この部分は、既に何ヶ所か捨て貼りを固定しています。
捨て貼りの上から「追加した根太に向けて」木ネジを打ったため、
捨て貼りがガタガタずれることはないし、根太も動かないわけです。
しかし、今回の第2段階で2000mm材を仮設置してみた時、
両隣にある既存の根太との高さが合っていないと分かりました。
(グリーン部分が第2段階の2000mm材)

■
初期に追加したピンクの根太は、私が「標準的な根太の高さは45mm」と思い、
さらに捨て貼りの下へ「挿し込むことが出来た」ので固定しました。
しかし、これが落とし穴だったようです。
根太が高ければ、当然ながら捨て貼りの下へ挿し込むことが出来ません。
たやすく根太を挿せる理由は2つ───根太の高さが合っている時。
または「根太が低い時」です。
両隣にある高さ?mmの根太と、私が追加した高さ45mmの根太。
この組み合わせで高さが合っていないなら、隣は「標準以上である」。
そして「追加した根太にだけ」木ネジで固定している。
その上を歩くとどうなるか?

■
床(捨て貼り)の上を歩くと静止状態よりも僅かに沈みます。
木ネジで固定された箇所は動かず、木ネジを打たなかった箇所が動く。
この時、捨て貼りが引っ張られて赤い部分で強い摩擦が生じるはず。
木ネジによる固定から、さらなる変形(沈み)を強いられた状態。
これが床鳴りの原因となっているのでは……というのが私の見立て。
見えない箇所の話ですが、これが正解であって欲しい。
実際、隣の根太をノギスで測ってみると47mmという数値が出ました。
47mm───スペーサーを履かせたのか、50mm材から削り出したのか。
理屈の上では2mmの高低差があるわけですね。
皮肉にも昨日の記事に通じるところがあります。
これに対処するなら、追加した根太の下に厚さ2mmのスペーサーを挟むか、
あるいは根太と同じ長さで同様のスペーサーを上面全体に貼るか、です。
労力としては前者の「下駄を履かせる」ほうが楽ですが、
いずれにしても木ネジの固定を解除する必要があります。
はぁ……修繕を始めてから何度こうして溜め息が出たかな。
- 2020/12/19(土) 20:16:52|
- リフォーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0