第2段階の続き。
前半は下図のピンク部分(2メートル材)で、後半はグリーン部分です。

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……が、ここで新たな事実が発覚しました。
グリーンに着手すべく、下図の範囲で捨て貼りを剥がすことになり、
手始めに赤い一枚を剥がしてみたところ───

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───「固定されていない根太(900mm)」が入っていました。
おそらく過去に床の凹みを直すため、部分的に仕込んだのでしょう。
使われている根太の高さは40mmくらい……隣の根太よりも低いものです。
45mmより低ければ、この900mmの根太は捨て貼りを支えられません。
足りない5mm分の隙間を埋めるべくスペーサーが挟まれており、
これはキッチン以外で使われたフローリングの化粧板を切り取ったもの。

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(ピンクがスペーサー、グリーンが900mmの根太)
……この面積だけで、そして根太の上に?

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これではスペーサーの面積分しか捨て貼りを支えていません。
"点"で支えることになるので荷重による負荷が集中します。
案の定、捨て貼りの裏面はボロボロに傷んでいました。
たしかに隣の根太(45mm)に揃えて「下から45mmを仕込む」のは大変。
先日の記事に書いた通り、捨て貼りに突き当たるからです。

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そこに40mmの低さ+900mmの長さなら……なんとか挿し込めます。
そしてスペーサーを挟んで高さを「底上げすれば」問題ない。
ただし、底上げであって嵩増し(かさまし)ではありません。
上述のとおり、この根太は900mm全体で捨て貼りを支えるので、
スペーサーは根太の下(底上げ)が良さそう。

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または、根太の上に挟むなら900mm全体が理想なのでしょう。
全体に挟むのは大変そうなので、やはり底上げが合理的か。
それとも、底上げは負荷の集中でスペーサーが短命なのか。
大引の幅(90mm)だけで根太を底上げするので、有り得る話です。
とは云え、この家は増築しているので色々と事情があったはず。
増築時の建付けに対応するため幾つも処置をしているようで、
床組みには楔(くさび)が散見されます。
さて、どう対処しようかな。
(昨日の湿度計は回収しました)
- 2020/12/18(金) 19:38:00|
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