この日は昨日の作業で「ニスは無理」という結論に至りました。
諦められない母は、ニスが糊の層まで染みて"失敗"となった天袋に、
わざと汚れをつけて拭き取ってみたものの───
「襖紙は微妙に凹凸があるし、そこに汚れが乗って……」
「……ダメね」
「そもそも糊の層が透けちゃってるし」
───結果は理想に追いつきませんでした。
面積の狭い天袋での実験も終え、押し入れ用の襖紙を張り替え。
この部屋の襖は、一部屋で2種類の襖が使われています。
一つは押し入れと天袋の板襖、仏間の観音扉では本襖です。
前者は襖紙の下が板張りで、後者は格子が組まれています。
何かが衝突した際、突き破れてしまうのは後者。
ただし空気の層を挟むので、本襖のほうが断熱材として有効かも。
押し入れ用の襖紙は、明日まで乾くのを待ちます。
縁(木枠)はラワン材そのままの色で部屋のコントラストが弱いため、
オイルステンで着色後、クリアラッカーで表面処理を済ませました。
ようやく一組の襖が終わりそう……かな。
- 2020/11/04(水) 23:59:00|
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