昨日は床修繕で少し進展がありました。
いい加減に「文章では理解しづらい」と思われそうなので、
イラストレーターの能力を無駄づかいして図解します。
「それより作品を更新しろ」? えぇい、お黙りなさい。
かなり大ざっぱに説明しますと……。
(↓)まず「大引き(おおびき)」という頑丈な木材がありまして───
(※実際には大引きの間隔は90cmくらいです)
(↓)その上に「根太(ねだ)」と呼ばれる少し細い角材が乗っていて───
(↓)さらに「捨て貼り」があって───
(↓)ようやく私たちが見ている表層の"床(フローリング)"となります。
こうした仕組みの中で経年劣化によって「捨て貼りが」脆くなり、
いつかは割れて、表層のフローリングは割れ切らずに凹みます。
こうして表層と捨て貼りの間に空洞が出来ます。
その上を歩くと床が沈むわけで、これを直すのが今回の修繕です。
放置し続けると、いよいよ「床を踏み抜く」ことになります。
これまで私は、とくに食器棚の重量を支えることばかり考え、
「床束で支え荷重の軽減」と「合板の増し貼り」を主軸としていました。
しかし前者は束石を仕込む必要があり、手入れは床下に及んで工数が増えます。
そして、ここに来てキッチンの出入り口でも床の沈みがあると分かります。
これに対して、いちいち床束で補強していては工数が増すばかり。
さりとて合板の増し貼りだけでは心もとない。
「(そうか、あれを忘れてた)」
資材を調達しておきながら放置していた「根太の追加」です。
つまり、こうしてしまえばいい。
根太を増やす!
通常30cm間隔で並ぶ根太の真ん中に、新たな根太を並べるのです。
こうすれば面での支え荷重が軽減されるし、床束の必要もない。
さらに上から合板を増し貼りすれば床の強度も上がります。
床束を仕込むのは出入り口やキッチン等の往復が多い場所に限定し、
それ以外は根太の追加、ほぼ歩かない場所は増し貼りのみで対応。
出入り口付近で試験的に根太を追加してみたところ、ぐっと強度が増しました。
何とかなる気がする───いいや必ず何とかして見せる。
諦めんからな。
- 2020/10/17(土) 17:35:00|
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