床修繕のための束石を買って来ました。
あれから床下への点検口は少し拡大して視界を再確保しています。
とにかく死角が多く現状を把握しづらいためです。
床組みは大引きという木材の上に「根太(ねだ)」という細い木材があり、
その上にフローリングやフロアシートを貼ることで、
私たちが知る"床"としての見た目になります。
フロアシートは巻くことが出来るほど柔らかいシートなので、
床の強度を確保するため、根太の上に「捨て貼り」として合板を敷きます。
今回の修繕でも、これを基本として構造用合板を敷くのが第一目標。
ただし食器棚はキッチンに設置する家具の中では最も重いものなので、
移動させるにあたり、床組みへの負担を減らすため床束(ゆかづか)を仕込み、
床下での耐圧性を上げた後、合板を敷きフロアシートを貼るのが全行程。
床下を覗いてみると、後から追加したと思われる木材もありました。
一部の床束では、コンクリートブロックが束石に使われています。
さらに、かなり丈夫そうな大きく平たい石まで。
こうして見ると、強度さえ確保できれば何でもいい感じ。
この上を歩き回る以上、静かで極端な垂直重量より衝撃・振動の吸収が主で、
それらを分散することも床組みの"性能"なのかな、という感想を持ちました。
現状で80点を取るより「赤点にならない現状維持」が必要らしいです。
- 2020/10/12(月) 23:59:00|
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