天井および壁の再塗装をした時、養生が甘い部分で"失敗"しており、
廻り縁(プラスチック)やドア枠(木)にペンキが付着してしまいました。
当然ながら、さっさと除去したい。
「水性ペンキなら簡単に落とせるだろう」というのは大きな間違いで、
油性塗料ほどではないものの、乾燥後の塗膜は結構な強固さを誇ります。
よって半端な薬品では綺麗に除去できません。
そんなわけで悪あがきとは知りつつ専門店で相談してみました。
「水性ペンキで失敗しちゃったやつを落としたいんですが」
「あぁ~……素材は何でしょう」
「プラスチックとぉ~……木材ぃ~……です」
「あはっ……あー、どうかなぁー」
互いに「云いたくないことを云っている」場面。
私は返答が予想できており、店員さんも察しておられます。
プラスチックに下手な薬品を使うとペンキごと表面を溶かしますし、
木材の微細な隙間に入り込んだペンキは、基本的に処置なしと心得る。
専門的な手段はあるのでしょうが、何しろ程度として小規模です。
これが「塗装は養生が5割」と云われる所以でしょう。
「あるにはありますけど……あ、これは少し弱めのやつです」
「下手をすると塗膜も汚しそう」
「そう、だからスプレータイプはお勧めしません」
「何なら廻り縁と同じ色で上塗りすれば、もう"それ"ですよね?」
「それ! 本当それです」
むしろ「話が早くて助かる」くらいの全力回答でした。
洗えず、剥がせず、落とせないのなら、ごまかすしかない。
廻り縁と同じ色のペンキを探すか……ドア枠はどうしよう。
- 2020/09/08(火) 22:03:56|
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