押し入れを空っぽにして吹き掃除をし、段ボール箱を置きました。
転居先へ運び込めば済む話ですが、その都度で車に積んで走りたくない。
幾つか数が揃うまでは、部屋で片付け作業を進める空間の確保で十分です。
現在は、キッチンに置いていたストッカーの洗浄/撤去です。
隙間用収納チェストとも呼ばれ、30cm程度の隙間に設置でき、
調味料や小物を入れる時に便利。
そんな作業の一方で、ひっくり返った"奴"が出るのではと構えていましたが、
意外にも一度だけしか発見できず、今が夏でなくて良かったと感じます。
否、あいつら仲間の死骸も食料にするからか……。
こうして物が減っていく様を、他でもない「物を増やした自分」が見る。
どこか俯瞰(ふかん)していて、変な気分です。
それは「買ったけど使わなかったもの」が多いから。
総括されずに残ったものは、自ら姿を消したりはしません。
そこに目線を入れるのも自分なのですから当然です。
きっと私は"この生活の終わり"を考えていなかった。
この感覚を維持するには、いささか以上に24年間が長すぎる。
日々の忙しさに身を置きながら、ボーッとしても居たわけです。
急に、ここで暮らした自分自身が他人のように思えて来ます。
恐らくは、この生活を送った自分が過去のものになりつつあって、
24年間と比しての急激な変化に、静観している感じなのでしょう。
いいや、君だよ、ここに居たのは。
もう酷いもんだったろ、片付けとか食事とか生活サイクルとか……。
引っ越したら、次こそ上手くやれよな。
- 2019/12/04(水) 18:45:08|
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