第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

兄は爺さん

今日はとくに何もなかったので、以下は昨日の出来事です。

洗濯機を買いに行く少し前、実家の近所にお住まいのママさんに会いました。
ご主人ともに私とあまり年が離れておらず、世代としては同じようなものです。
もともと母を通じて知り合い、昨年はご主人が作った角煮を頂いたりもしました。

一児の母となり、息子さんを抱いた姿も板についています。
息子さんは、ご主人がファンだというバンドのボーカルから名づけたそうですが、
縮めて「○○ちゃん」と呼ぶ時、私の名前と同じ呼び方をされているのです。

つまり私のハンドルでは「藍」ですから、「あっちゃん」と呼ぶことになります。
ちなみに私をそう呼ぶのは、母と妹と祖母、旧友と知り合いくらいです。

「ほら、あっちゃん、兄貴が来たよ~」
「兄貴?」
「同じ『あっちゃん』だから兄貴」
「あぁ、そういうことか」

ご主人は夜勤明けだったそうで、出掛ける時にバタバタしていたら怒られたとか。

「あんなに怒らなくてもいいのにねぇー」
「まぁ夜勤はね……」
「だから明日は帰ってきても寝たフリしてようね~って」
「あははははは」

私は子供に怖がられる顔(あるいは雰囲気)ですが、この子も例外ではありません。
母や知り合いのお婆さんが抱くと喜ぶのに、私の顔を見た途端に顔が険しくなります。
もう慣れましたが、子供は表情が露骨なだけにちょっと傷つく。

「なぁ、兄貴だってよ、どうすんだ兄貴がオッサンだぞ」
「いいよねー、兄貴だもんねー」

私が小さな手を人差し指でコチョコチョとくすぐると、
私の指をニギニギした後、急に私の鼻先を指差して手を伸ばしました。

「んん? なんだ?」

人はそれなりに歳をとると他人の顔色を窺うようになり、
態度や行動に気をつけ、そうやって人生を歩んで行くものですが、
この世に生を受けたばかりの赤ん坊に対しては、全く顔色が窺えません。
たとえ大人でも、接するには彼の「許し」が必要なのです。

彼なりの好奇心なのか、そのまま私の鼻っ柱をペタペタ触り始めます。
自分から触ったことで緊張が解れたらしく、表情が和らぎました。

(おぉ、笑ったぞ)

彼が私の年齢に達する頃、私は老人。
ずいぶん歳の離れた弟が笑ってくれた日でした。
  1. 2011/04/11(月) 19:32:29|
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