母から頼まれて、洗面台の排水パイプを直しに行きました。
パッキンの挟み方が独特なので、漏れでキャビネット内が水浸し。
これを直すのは2回目ですが、母はいまいち仕組みが分からない様子。
ついでにと、今度は自転車の修理も頼まれました。
3輪自転車のペダルが空回りするらしい。
漕いでみると、たしかにチェーンが滑って前進しません。
"前後のスプロケットにチェーンが架かっているにも拘らず"です。
「んん?」
「おかしいでしょ?」
通常のシティーサイクルや、ママチャリといった自転車にないもの。
3輪自転車に標準装備される物なのかは分かりませんが、
チェーンテンショナー(テンションプーリー)があるのです。
これはチェーンの張り(テンション)を維持する仕組み。
自転車のチェーンは、経年で伸びて(弛んで)スプロケットから外れ、
いわゆる「自転車のチェーンが外れる」原因となるわけですが、
テンショナーは、チェーンの弛みに応じて"張り"を保ちます。
数段階の変速機能がある自転車では珍しくもない仕組みで、
逆に変速機のない自転車では見たことがありませんが───
・3輪車は荷台に重量物を載せても倒れない
・車体重量も普通の自転車より後部が重い
・そのため車体後部に負担が行く
・結果チェーンが伸びやすい
───こうした理由からでしょうか。
調べてみるとテンショナーが固まって動かない。
グリスを注すと、あっさり動くようになって直りました。
チェーンも滑らず走行試験も問題なし。
そうして直す様子を、見知らぬお婆さんが見ていました。
「いいわねぇ、直してくれる息子さんが居て」
「うちの『お助けマン」です」
「私なんか、こないだ照明のソケット交換に5000円も取られたわ」
こうした修理についての費用を捻出するためにも人は働くわけですが、
我が家では私が解決する問題が多く、その意味で支出は少ない。
年収が少なくても安心してしまう理由の一つかもしれません。
たまには何もせずに過ごしたいのですが。
- 2019/11/29(金) 23:59:00|
- DIY
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0