今年は梅雨時といい台風の時期といい、とにかく雨が多い年ですが、
私の住居にも変化があり舗装が苔むしていると気づきました。
もとは水田だったそうで水はけが良くないらしいです。
しょっちゅう近所の大きな庭が雑草だらけになるし、蚊も多いのは事実。
それでも少しは蒸発が早いアスファルトに苔が生えるとは……。
ここに住んで以来は見たことがない状態です。
なんだか、引っ越すと決めてから色々関連付けて考えてしまいます。
妙に自宅や周囲の変化が多くなったことが理由です。
退去を促されると思っていたアパートにリフォームが入り、
ほぼ交流のなかった家主が代替わりして親しくなったり、
関わりがなかった住人と仲良くなったり───
徒歩の範囲に便利な施設が増えたり、
アパートまわりの草むしりに感謝されたり、
新入居者との挨拶が増えて和やかになったり……。
これらが入居した当時であったなら嬉々として歓迎したことでしょうが、
去らんとする今、送別会でも始まったように感じてしまいます。
単純に、引越しと環境変化が重なっただけのこと。
それでも賑やかなうちに去るほうが良い気がする。
「私にとって」ではなく、お世話になった住環境にとって。
四半世紀か……長かったような短かったような。
久しく開けることがなかった押入れを見ると、色々出て来ました。
組み立てなかったプラモデル、聴いていないCD、使わなくなった座椅子。
一つ一つに記憶を掘り起こされつつ、今日も日が暮れる。
- 2019/10/29(火) 23:59:00|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0