本業での案件にて、同じ描き込みが数十箇所も必要だと分かり、
当初に予定していた〆切では危ないと判断し相談することとなりました。
仕事上、絵は手描き(アナログ)とCG(デジタル)に大別されますが、
これは「実物の画材や完成品という概念がない」という点においてのみで、
CGならば全てがボタン1つかと云うと、もちろんそうではありません。
「実物の画材を使用しないが作業そのものは手描きと同じ」とも表現でき、
ある程度を簡便化、または負担の軽減が可能なものの、
せかせか描くこと自体はアナログと変わらなかったりします。
よって同じようなものが幾つも続く作業は大変で、地味にキツい工程です。
「───というわけで、さらっと数えただけでも60個くらいでした」
「その点については当方も見落としておりました……再検討します」
結果〆切が延びて助かりましたが……。
CGは同じものを量産するのが得意であるものの、
絵の中であろうと全くの同条件で存在するものは僅かです。
異なる条件で同じものを描く必要があれば、簡便化が利かなくなります。
すると結局は手描きと同じ次元に戻るわけです。
合理化できることは無くもないのですが、不可逆化しやすい。
ブツブツ云ってないで、やるしかないか。
- 2019/07/16(火) 23:59:00|
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