出先で買い物をしていたところ、外国人女性がベビーカーを押し歩いていました。
少し前から、けたたましい声で男児が泣き喚いています。
どうやら抱っこしてほしい様子。
「うわ~~~ん、あ~~~~」
この日は家族連れの客が多く、ほかにもベビーカーは幾つか見ており、
途中で何度かすれ違い、大抵の子は私の顔を見上げて不思議そうな顔をします。
これの原因は未だに分かっていませんが、彼らには何が(何に)見えているのか……。
ところで先ほどの子は相変わらずの様子で泣き続けていました。
あちこちの商品を取って回らねばならない母親は気にしない様子で、
一瞥することなく買い物を続けており、よくある光景です。
やや離れた場所には別のベビーカー。
こちらの元気な子は商品に興味津々で興奮気味。
対照的な二人の子供に挟まれた私は、ついつい泣いている子が気になります。
目で追ってしまい、元気な子を乗せたベビーカーに接近した時のことでした。
「わぁーーーーん……」
「*******!」
元気な子が泣いている子に声をかけたように見えました。
その言葉にならない声で、ピタリと泣くのをやめたのです。
まだ会話と呼べる段階には至らない子供同士のやり取り。
大人が聞いても何だか訳の分からない、言葉にならない言葉。
それでも泣く子を落ち着かせる力か意味がある?
なんとなく、言霊(ことだま)という単語を思い浮かべました。
- 2019/07/13(土) 23:59:00|
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