母が地元のイベントに参加したところ何人かの知人に会い、
一昨日の記事で書いた「夢に出てきた同級生」の親御さんに会ったとか。
奇妙な偶然があるものです。
ところで、私の記録によれば昨年から一年以上も寝酒を飲まずにいます。
大抵はビール1本程度でしたし、体調を崩すほどの常飲でもなく、
まして医者に断酒を勧められていたわけでもありません。
とにかく"休肝日"の長い飲み方で、3~4日ほど寝酒が続いた後、
ぱったり2・3週間くらいは飲まずに過ごすのが私の飲み方。
独り暮らしの寝酒だから当然ながら独り酒。
寝つきの悪い私が寝酒を飲むのは「何も考えずに眠りたい時」だけでしたが、
ある方法を思いついて実践した結果、いつの間にか眠れるようになりました。
その方法とは、結末を用意した空想の反復です。
専用の短い"お話"を作り、眠る前に思い出して繰り返すだけ。
結末が決まっている話なので、始まりも終わりも何もかも同じ。
重要なのは、話を改変しないこと。
新たに何か考え始めてしまったら、また冒頭に戻します。
ようするに、読み飽きた話で頭をウンザリさせるわけです。
ちなみにどのような話かと云うと───
・大福に目と口だけを描いたような小さな生き物が森から出て来ました。
彼は奴隷で、人間に冬場の食べ物を分けてもらうよう仲間に命じられ、
民家の庭に迷い込んだところ、家の主である老人に出会いました。
人間は彼らを踏み潰せるほどに大きな体であり、天敵でした。
しかし仲間の居る巣に逃げ戻れば、彼は仲間に何日もぶたれます。
彼は命令どおりに食べ物を分けてもらおうと事情を話しましたが、
老人は「もう巣に戻ってはいけないよ」と云って彼を保護したので、
その後は幸せに過ごしました。
───これだけ。
面白くない、でも面白さは求めていません。
当たり前ですが上記の文章を頭の中で暗誦するわけではなく、
あくまでシーンを空想して、終わったら繰り返すだけです。
ここ1年くらい、ずっとこの空想を繰り返しています。
脳が「あぁ、またか」と思って休む体勢に入りやすくなるのか、
びっくりするくらい寝つきがいい。
考えを掘り下げないことが安眠への近道。
脳が"考えること"を止めてくれないのが苦痛だったのですが、
考えることを単純化することで対策できました。
今日も彼は老人に出会います。
- 2019/05/19(日) 23:59:00|
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