ここしばらく、本業と副業の間に引越しの準備や畑を挟んでいましたが、
今月から来月半ばにかけて本業が忙しくなっており、全く余裕がない。
全体的に、やることが過密状態にあります。
そのため引越し準備は「ほどほど」にする予定です。
幸い畑も大掛かりな用地確保を終えたので、仕事に集中できそう。
そしてきっちり眠らないと集中力が維持できない。
この本業も十数年になりますが───
「やめたくなったことはあるか?」
───と聞かれれば、「何度かある」と返さざるを得ません。
好きなことを仕事にするのは、好きなことに義務や責任を作ること。
同時に、好きなことが「嫌いになる原因」をも作ってしまいます。
好きなことだから続けられるとは限らず、
好きなことだからと云って、辞めたくならないとも限らない。
そうした「色々なことが重なったパンク状態」の時に、
自分が途方もない勘違いをしているのではないかと考えます。
絵を仕事にする上で「絵が描ける」という技能は必要最低限の"資格"です。
その先々で───
・仕事上で生じる様々なトラブルに対処する
・描くために必要なものを判断し集める
・依頼内容を正確に把握し再現する
・期日まで仕上げる
・技術を向上させる
───等々、幾つかセットになったものを毎度消化せねばなりません。
描ければ仕事になるわけではないし、仕事なら何でも描けるわけではない。
自分の弱点を知っている人ほど無鉄砲なことは避けるものです。
さりとて私は独学ですから、世間が良しとする教育や学歴も持たず、
実績はゼロから作り、必要に応じて消化してきただけの人間です。
その度にガムシャラな仕事で塗りつぶし、きっと今回も同じでしょう。
弱気になるのは弱い時、強気でいられるのは強い時。
しかし歳を重ねれば体力と気力も衰える一方ですから、
いつまでも無敵な気分でおらず、きちんと調整する必要があります。
そう云えば、小学生の時に体育でマラソンがあった時、
たまたま自分が先頭になり、皆が私の後ろに回ろうとするため、
仕方なく先頭を維持するしかなく、初っ端でスタミナ切れを起こしたな。
級友には、その後しばらく散々バカにされました。
別に先頭になりたかったわけではなく、邪魔にならないよう引き離しただけ。
勝手に追い抜いてくれると思いきや、ぴったり後ろについて離れない。
今の私にとっての仕事は、あの時の彼らみたいなものです。
スタミナ切れを起こさない走り方を心がけねばなりません。
後ろから突き上げを食らってから動くくらいが丁度いいかもしれない。
……催促されてから仕事をするのって嫌いなんだけどな。
- 2019/05/08(水) 23:59:00|
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