夜が明ける前から雨が降っていたようなので、ヤーコンの仕込みは中止。
雨水を吸うと土が重くなるので、昨日の作業で畝立てしておいて正解でした。
今日は注文しておいた隼人瓜(はやとうり)を買いに行っています。
隼人瓜は寒さに弱く、冬が本番となる前に枯れてしまいます。
株の根元に籾殻などを積んで越冬させることも出来るので、
我が家の隼人瓜は2回ほど越冬に成功していたのですが……。
昔の集団就職で九州から愛知へ移り住んだ人に隼人瓜を見せると、
私の地元では扱っている例が少ないこともあるせいか、
故郷を懐かしんで「一つ欲しい」という人が多いのです。
そうして一昨年の年末から副業が入り、そこで知り合いに会い、
その人が九州の出身であると知り、隼人瓜の話をしたのでした。
「おう、漬物が道の駅で売ってたりしたなぁ」
「じゃあ、今年の収穫で渡しますね」
そう約束していたのに、昨年の正月あたりは非常に寒かったため、
株元に籾殻を積んだにも拘らず越冬させられませんでした。
一つだけ残った種子を仕込んだものの、それも失敗しています。
ギリギリになって苗を入手しようとしたものの、全く販売されていない。
ネットを探しても売り切れ・売り切れ・売り切れ……。
そんなわけで昨年は諦めたのでした。
今度こそ! というわけで種苗店に予約したのが先月の話です。
しかし隼人瓜は一つの株で200個くらいの瓜が収穫できます。
おまけにツルが広範囲に展開するため、それなりに用地が必要です。
できれば1個で発芽し生長してほしいものの、2個は要らない。
「あれは1個で十分ですよねぇ?」
「分かるけど、『1個だけ』と決めるとプロでも自信ないよ」
「2倍になるとなぁ……とんでもない数になる」
種苗店の店主も、絶対とは云い切れないのが困ったところです。
「まぁ、両方とも発芽したら間引くしかないね」
「それしかないか」
「収穫できたら、次からは自分で苗を用意できるし」
「仕方ない、2個お願いします」
「2個ねー」
1年ぶりに入手した隼人瓜。
どちらかが発芽してくれればいい、どちらかが。
2個ともじゃないぞ、どっちかでいいんだ。
- 2019/04/10(水) 23:59:00|
- 菜園
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