喫緊の用はありますが、「2時間だけ」と決めて畑に出ました。
今月いっぱいで用地の一部を返却するにあたり更地に戻さねばならず、
花の苗等、移植が可能なものは採取しておく必要があるからです。
しかし、花は母が管理しているため移植の判断は本人に任せています。
私の裁量で捨てるわけにも行かないので一人では作業が進まない。
よって母を呼び寄せて指示をもらうわけですが、
苗の採取をしている間は作業が出来ないため、耕運機を試しました。
先日にシフトレバーを自作したし、どんな感じか試運転したい。
結果、まだ実用段階ではありませんでした。
耕運機の動力は大きく二分されます。
一つは前進/後進の駆動、もう一つは耕作ローターの回転です。
両者が同時に駆動することで「"耕し"ながら"進む"」わけですね。
これらは片方だけ単独で働かせることも出来ます。
すなわち「ローターを回転させず耕運機を移動させたい時」や、
「場所を変えず地面に穴を掘りたい時」にも利用できます。
そしてエンジン(発動機)の動力はVベルトで伝達されます。
自転車で云うところのチェーンに相当するわけですが……。
この耕運機を入手した当時は操作方法が分からず、おっかなびっくりして、
私はVベルトのテンション(ベルトの張り)を調整してしまいました。
簡単に云うとチェーンを弛ませ、テンションを下げてしまったのです。
Vベルトのテンションは、いわば「力加減」のようなもの。
自転車のペダルを漕ぎ出す時、平地と上り坂では必要な脚力が異なり、
平地にて全力で漕ぎ出した場合、勢い良く前進することになります。
ではチェーンが外れかかっていた場合は?
これと同様にVベルトのテンションを下げ過ぎた結果───
・耕運機の移動(単独)……問題なし
・ローター回転(単独)……問題なし
・耕作しつつ前進(並行)……エンジンが空回り
───Vベルトが停止したまま、エンジンのプーリーだけが回転しています。
これまた自転車ならば「チェーンが外れかかってペダルが空回りする」ようなもの。
よって前進させようとすると耕作できず、耕そうとすると前進できない。
ローターを回転させつつ前進できるテンションは確保できていましたが、
実際に土を耕作するとなると、負荷が発生して力不足になったのでした。
上り坂の途中で、漕ぐことも出来ずに固まってしまった感じです。
そうさせたのは私……格好わるいなぁ。
まぁ調節は簡単ですし、ひとまずの結果が分かりました。
- 2019/03/09(土) 23:59:00|
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