白菜の苗を移植するには水が必要……しかし導水は止まっている。
仕方なく一段下にある分流水路からポンプで引き上げました。
さて、移植は母に任せて私は別の作業があります。
「これは爽快だね」
「本当? やってみようかな」
何かと云うと、押し切り器による残渣の処理です。
畑で云う押し切り器は事務用品のような剪断(せんだん)ではなく、
上向きに立てた刃に対象物を押し当てて切断する仕組みとなります。
例えば「包丁で大根を切る」という作業が逆向きになった感じでしょうか。
これまで、あらゆる残渣は畑に溝を掘って放り込んだあと、
(できるだけ新鮮なうちに)シャベルの刃先でザクザク刻んでおりました。
力任せの作業なので、ある程度の時間を続けていると大変疲れます。
なにより、そうしてシャベルで刻む方法は大ざっぱすぎるのです。
大量に放り込んでしまうと溝の底にあるものは刻めないし、
さりとて少量ずつでは時間がかかり、その大きさも20cm前後がせいぜい。
すると地中での分解に時間がかかり、結果的に堆肥化が遅れます。
収穫が終わった用地を耕作すると分解されずに残ってしまい、
鍬に引っ掛かったり、耕運機のローターに巻きつくわけですね。
残渣は細かいチップ状が望ましい。
すると人力での処理には押し切り器が便利なわけですが───
「下手すると大怪我だよ」
「じゃあいい、あんたがやって」
───本当に注意が必要です。
ボーッとしながら続けるのは非常に危険。
簡単なガードでも作ろうかな。
- 2018/10/07(日) 00:00:00|
- 菜園
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