台風25号が来る前に少しでも苗を植えてしまう予定は、
母がホウレン草の種を蒔きたがっていたので、そちらを優先しました。
石灰を施した用地にホウレン草の種を蒔くため、
筋蒔きする(土の表面に軽く一直線の筋を入れて種を落とす)わけですが───
「ぱらぱらぱら……ぱ……あぁっ、くそっ」
───均等に蒔けない。
理由は種の形が歪(いびつ)だからです。
野菜の種は、一昼夜くらい水に浸けて発芽率を上げることもありますが、
あらかじめ処理を施した状態で売られているものもあります。
たとえば種の表面が固ければ少し割ってあったり、殻を削って薄くしてあったり、
特殊なコーティング(プライマックス処理)をしてあったり……と。
それなりに値段が上がる様子。
今回のホウレン草は、コーティング等のない普通の安い種。
種にはトゲがあり、数粒がスクラムを組んだような状態になります。
ゆっくりと手を平行移動させて指先から落下させるにあたり───
「ぱら……ぱ……ぱ……落ちろ! あぁ待て! 落ちすぎ!」
───全く落ちてくれなかったり、たまに4・5粒がまとまって落ちるのです。
このせいで種の蒔かれ方にバラつきが生じ、これは少々問題になります。
蒔かれ方の密度に差があると、密集して発芽すれば間引きが増えるだけですし、
逆の場合は用地内で種を使い切ることが出来ず、新たな用地が必要です。
余った種は保管してもよいですが、発芽率の低下もあります。
結局、二つめの用地が必要となりました。
そして途中で種が尽きてしまい、残り半分は別の野菜の種を蒔くことに。
わぁ、中途半端。
- 2018/10/05(金) 00:00:00|
- 菜園
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