本日の正午───
「だから何か使えるものがあるなら今だよ」
「欲しいもの……サドルかな、壊れた」
「行け行け」
───畑仲間が自転車を処分するというので、部品を貰いに行きました。
私の自転車のサドルは、数ヶ月前からサドルのスプリングが折れています。
知り合いから譲られた自転車を整備しつつ十年くらい乗っていますが、
恐らくは金属疲労による破断により、次いで2本目も折れました。
路面の凹凸を乗り上げると、ガチンと嫌な音がします。
当然ながら緩衝性はなくなるので、そこそこ尻が痛い。
そんな折ですし、ご厚意に甘えさせていただくと……。
「じゃあ、これいただきます」
「どうぞどうぞ、あんなのもあるよ?」
「あれは……!」
思わず、同行していた母を大声で呼んでしまいました。
何かと云うと、工事現場などで見かける猫車(運搬用の一輪車)です。
単に一輪車とも呼びますが、手押し車、猫車、ネコ(猫)とも呼ばれます。
なぜ猫とされるかは諸説あるようですが、私は最初に憶えた名前でした。
ずっと前から欲しかったのです。
「これ中古を探してもないんですよ」
「たしかに売ってない、かと云って買うと妙に高いし」
「そうなんです、本当にいいんですか?」
「もちろん、あ……でもパンクしてる」
「それは僕が直せます!」
肥料や堆肥を運んだり、あるいは残渣、用土の移動と範囲は広い。
無論ほかに用途があれば何に使ったっていい。
なんでしょう、先日の耕運機といい運が良すぎる。
- 2018/09/23(日) 23:59:00|
- 菜園
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